特別インタビュー

第六回:株式会社HEART QUAKE 代表取締役  千葉順氏

株式会社HEART QUAKE代表取締役。
京都精華大学 講師。
大学在学中、情報工学を専攻後、株式会社ワークスアプリケーションズに入社。
システムエンジニアとして自身で企画・開発したサービスが日経産業新聞に掲載され、
同社を代表する10名の社員に選出される。
また、毎年4万人が応募する同社のインターンシップの運営リーダーを歴任。
2010年に同社を退社後、株式会社HEART QUAKEを設立。「世の中にワクワクを提供する」を理念に、「教育」を中心とした様々なプロジェクトの企画・運営を手掛ける。
2011年より京都精華大学にてキャリアデザイン論の講師も務める。

株式会社HEART QUAKE
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━━━━最近「草食世代」「ゆとり世代」といわれている若手世代について考えていることや、千葉さんが取り組まれていることについてお聞かせください。

■前提を疑い、ゼロベースで理想系を描き、逆算して行動できる人材を育てていきたい

 前職でインターンシップの運営リーダーとして新卒採用に関わっていたのですが、『自ら考え、自ら主体的に行動できる人材が少ないこと』『就職活動において“就社”ばかりに目がいっていること』について、いつも疑問を抱いていました。どちらにも共通して言えることなのですが、【前提を疑い、ゼロベースで理想形を描き、逆算して行動する】という力が弱いように感じています。

 当然ながら、新卒採用のメンバーとしてはそのような力の教育よりも、採用に注力すべきという想いがありましたので、同社を退社後、事業として研修(教育)という分野での人材の成長のご支援と、ライフワークとして大学での「人生をどうしたいのか?」を考えてもらうキャリアデザイン論の講師を担当するようになりました。

━━大学でのキャリアデザイン論の講師を通して伝えていきたいことを教えてください。

■自分の人生は、自分でデザインすることができる

 『就職活動対策としてのキャリアデザイン』ではなく、『自分の人生をどのようにデザインするかというライフデザイン』という観点で、【前提を疑い、ゼロベースで理想形を描き、逆算して行動できる】学生を育てていきたいと考えています。

 また、自分が講師として受け持っているキャリアデザインの授業においては、「学生に何か1つしか伝えることができないとしたら、何を伝えるべきか?」という視点を常に持つようにしています。今後、その答えは変わっていくかもしれませんが、現時点では【自分の人生は、自分でデザインすることができるんだ】ということを1番重要なこととして伝えたいと考えています。

 他の人が「良い」とする生き方が、自分にも当てはまるのかどうか、健全な懐疑思考で捉え、自分にとっての「良い」とは何なのかを考え、自分の人生の理想形を描き、それを実現するために具体的にどのような行動を取っていく必要があるのか、というプロセスを、授業の中で講義とワークを通じて伝えていければと思っています。

━━若手人材に対して想うこと、メッセージをお聞かせください。

■相手を変えるのではなく、自分を変える

 私自身が考える「優秀な人材」が持つ1つの条件として、「他責にしない」ということが挙げられます。他責とは「誰かの、何かののせい」にする思考です。たとえば、「時間が足りない」という口癖は、他責になります。自分の現状を「他責」にしているうちは成長がありません。優秀な人材はあらゆることを「自責」で考えています。

 たとえば、上司の理解が得られないのなら、「なぜ理解してくれないんだ、仕事のできない上司だ」と責めるのではなく、どうしたら理解してもらえるのか、自分で考えて、もっと工夫してみてほしいと思います。相手を変えようとするのではなく、自分を変えるのです。是非、ものごとを「他責」にせずに考え、行動してみてください。

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