文章か映像か『ムビケーション効果測定実験による驚きの結果を公開!! 文章か映像か『ムビケーション効果測定実験による驚きの結果を公開!!

– 2016.01.05実施 –

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効果測定実験の分析、及び監修者

正木 郁太郎 氏

社会心理学研究者

採用学研究所
東京大学大学院 人文社会系研究科

組織風土の醸成・職場への影響などの研究を進めている社会心理学・組織心理学の研究者。近年は企業におけるダイバーシティ推進・女性活躍の問題について学会で発表するなど、組織心理学の視点から幅広く研究を行っている。

効果測定概要

効果測定の流れ

参加者情報

効果測定の方法

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効果測定結果

“動画” “文章教材”閲覧後の状況理解度

参加者の把握度に大きな違いはない!?

把握度の質問

【7=完全に把握できた】
〜【1=完全に把握できなかった】

※数値は各群の平均値を記載

  • 6.00
  • 5.75
  • 4.67
  • 4.00
  • 5.42
  • 4.42
  • *6.00
  • 4.17
  • 4.08

  • 5.58
  • 5.67
  • 5.25
  • 3.33
  • 4.33
  • 3.75
  • 5.25
  • 3.58
  • 3.75

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群間の平均値差の検定はU検定の結果を記載( + p<.10, * p<.05, ** p<.01, *** p<.001)。

「営業課の人間関係」についての設問を除き、すべての項目においてムビケーション群の方が高い点数となっているが、際立った明確な違いは、現れなかった。

“文章教材“読込み中の心理状況

全体の25%
教材は読み飛ばしてしまう!!

文章教材を読み込んでいる
最中の自身の状態

【6=非常に当てはまる】
〜【1=全く当てはまらない】

  • 33.3%
  • 25.0%
  • 25.0%
  • 83%
  • 25.0%
全体の約30%の人が、周囲の進度を気にしたり、焦りを感じ、時には読み飛ばしたりしていることが分かった。

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グループディスカッション時の心理状況

ムビケーションでは
ポジティブな気分が強い

ディスカッション時の自身の心理状況

【6=非常に当てはまる】〜【1=全く当てはまらない】

※数値は各群の平均値を掲載

  • *
  • *
  • **
  • *
  • *
  • *
  • *
  • *
  • **

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1) 佐藤・安田(2001)の日本語版PANAS(気分を測定するための尺度)を用いた。
2) 群間の平均値差の検定はU検定の結果を記載( + p<.10, * p<.05, ** p<.01, *** p<.001)。

この分析結果から、ムビケーションではポジティブな気分が強く、ネガティブな気分になることは少なかった。ムビケーションは、グループ討議のムードを大きく変化させることが分かった。

グループディスカッション時の打ち込み度と満足度

疲労感40%軽減  
研修継続意欲96%上昇

グループディスカッションへの
打ち込み度

【10点満点】

※数値は各群の平均値を掲載

  • *

(横にスクロールしてご覧ください)

群間の平均値差の検定はU検定の結果を記載( + p<.10, * p<.05, ** p<.01, *** p<.001)。

研修に対する所感

【10点満点】

※数値は各群の平均値を掲載

  • **
  • ***
  • **

(横にスクロールしてご覧ください)

群間の平均値差の検定はU検定の結果を記載( + p<.10, * p<.05, ** p<.01, *** p<.001)。

ムビケーションでは、グループ討議の際の打ち込み度が30%上昇した。
また、所感においてもムビケーションは、文章と比較をして実習の疲労感を40%軽減させ、楽しさ60%、満足度55%、継続意欲96%高めることが分かった。

グループディスカッションの質【発言数】

ムビケーションではより多くのことばが交わされ、議論開始までの時間が短い

グループディスカッション内容の
テキストマイニング

(文字データ分析)

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1よりムビケーションの方がより多くの言葉が交わされていることが分かる。

23からは、ムビケーションの方が発言者の入れ替わりが頻繁に行われており、 グループ討議が活発に行われていることが分かった。

ムビケーション群の発言者の発言割合 文章教材群発言者の発言割合

5分単位での発言者総数

  • 5.0min
  • 10.0min
  • 15.0min
  • 20.0min

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縦軸は単位時間あたりの発言者の総数。「0.0~5.0min」「5.0~10.0min」「10.0~15.0min」「15.0~20.0min」の各5分間ごとに集計

議論の展開に違いが見られた。ムビケーション群は議論が開始されるまでの時間が短く、全時間帯で活発に議論されるのに対して、文章群では徐々に議論がなされていくことが分かった。

グループディスカッションの質【進み方】

文章群では誰かを置いてきぼりにして話が進む状況が頻発

時間ごと、発言者ごとの発言数

※発言数が1回または0回の人を色分け表示

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「誰かを置いてきぼりにして話が進む(ただし誰が置いていかれるかは変化する)」という状態が、文章群では頻繁に生じていたことが分かった。(下図のイメージ)

発言者の発言 発言者の発言

グループディスカッションの質【内容】

ムビケーション群:ミクロ、マクロ共に強調される
文章群:マクロ視点のみ強調される

テキストマイニングの分析
(文字データ分析)


  • チーム内の課題に関する単語
  • 組織レベルの課題に関する単語
  • 登場人物の名称

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テキストマイニングの分析結果を
詳しく知りたい方はこちら[PDF]

チーム、教育という単語が両群とも上位に来ていたり、全体的な傾向自体は共通している。しかし、頻出語を分類し比較していくと、以下のような違いがあらわれた。

  • ムビケーション群・・・ミクロ、マクロ共に強調される
    (“チームレベルの課題”や“実際の人物名”、さらには“組織目線のビジョン”まで頻出している。)
  • 文章群・・・マクロ視点が強調される
    (「情報」「会社」といった単語など、組織レベルの単語が頻出している)

証明されたムビケーションの
3つの

グループ討議の活性度を高める!

ムビケーションは、ケーススタディにおける状況設定を分かりやすく伝えられる。受講者は状況設定において共通の認識を得やすく、他者との理解解釈の違いに不安を感じることが 少ない。そのため、発言しやすい環境が生まれ、より多くの人がグループ討議に参画できたり、討議を序盤から活発に行えたりと、活性度を飛躍的に高めることが分かった。

グループ討議の内容を具体的にする!

ムビケーションは、主観カメラによって撮影されたストーリーのある映像を用いて受講者にグループ討議の題材を投げかける。そのためグループ討議の題材となる課題が存在している 現場の温度感や、登場人物の顔やキャラクターを、自分目線で認識することができる。グループ討議の内容も登場人物の名前を挙げたものになったり、現場目線の内容を 多く含むものとなっていたりと、より具体的な議論を可能にしている。

学習意欲を高め、
効果的な学習を可能にする !

ムビケーションは文章教材と比べ、状況設定のインプットの負荷を減らし、グループ討議を ポジティブな雰囲気に変え、実習の疲労感を大きく軽減していることが分かった。そのため純粋な満足度も大きく向上させており、継続意欲も非常に高まっていた。 これらは、成人教育論 (アンドラゴジー) において重要とされる「学習へのレディネス(学習における準備状態)」に影響を及ぼし、効果的な学習をサポートするものと考えられる。

分析レポートが入手できます ムビケーション学習スタイルの効果測定実験をより詳しく知りたい方はこちらから分析レポート入手できます。

目次
  • 効果測定実験の概要について
  • 効果測定実験の流れと実際の様子
  • 験の分析結果
  • 今回の実験結果のまとめ
効果測定についてより詳しく知りたい方はこちら
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