コラム

入社式まであと少し。2018年入社予定の新入社員が育った時代背景を振り返る

2018年01月24日

2018年

あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

毎年1月になりますと、4月の入社式や組織改変に向けて、
人事ご担当者様はとくに忙しくなってくるのではないでしょうか。

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ところで、今年の新入社員はどんな方たちでしょうか。
たった1年の違いでも、入社年ごとにカラーや特徴があるものです。

各社の採用戦略や採用方針によっても異なり、
また、安易な世代論・レッテル貼りは良くないのですが、
どの年代の方でも、生まれた時代や育ってきた社会環境を眺めると、
何らかの特徴がつかめるかもしれません。

今回は、2018年入社予定の方が生まれ、
学生時代を過ごした90年代後半~2000年代ごろを振り返ってみたいと思います。

 

目次

 

2018年入社予定の方の生まれ年

まずは、今年2018年に入社予定の方が、だいたい何年ごろ生まれたのかを振り返ります。
※留年などは想定しない、ストレートでの入学・卒業を想定しています。

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■大学院卒(修士)の場合→93年生まれ

■4年制大学卒の場合→95年生まれ

■短大卒の場合→97年生まれ

■高校卒の場合→99年生まれ
——————————-

大卒の場合では90年代中盤~後半、
高卒の場合では、90年代後半生まれの方が多そうです。

 

90年代中盤~2000年代中盤の日本社会

ここではいくつかのキーワードで当時の日本社会を振り返りたいと思います。

 

・「失われた10年」「失われた20年」
90年代初頭にバブルが崩壊して以降、日本経済は回復の兆しを見せず、
90年代を「失われた10年」、また2000年代以降の10年も含め「失われた20年」
とも言われる、日本経済の停滞期がこの頃です。
「リストラ」という言葉が騒がれたのもこの時期です。
「不況」は、どの家庭でもリアルな言葉として響くものだったのではないでしょうか。

 

・「安全神話」の崩壊
95年の流行語大賞にトップテン入賞した「安全神話」。
この言葉の裏には、同年に起きた阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件があり、
日本社会の「安全」が、今や「神話」=実在しないものとなったのでは、
という意識が垣間見える言葉です。

 

・「ゆとり教育」
学校教育においてはいわゆる「ゆとり教育」が象徴的と言えます。
授業時間が2割、授業内容が3割カットされるといった、
「ゆとり」を重視した教育カリキュラムが特徴です。

「ゆとり世代」自体は1987年以降に生まれた方を指すと
言われていますが、中でも95年生まれは小学校1年生から
全てゆとり教育で育った世代です。

ちなみに、ゆとり教育が見直されるようになったのは、2010年と言われています。

 

・「Windows95」
パーソナルコンピューターの普及にはずみをつけたWindows95が発売されました。

日本での発売は広く報道されたので、
当時のことをよく覚えている方も多いのではないでしょうか。
90年代後半以降、家庭や職場でのパソコンの普及が本格的に始まります。

それにともなって、インターネットのサービスが次々と登場しました。
小学生のころからパソコンの授業があるのも、この世代では当たり前かもしれません。

 

・「携帯電話」「PHS」
小型の携帯電話である「ムーバ」がNTTから発売されたのが1991年。iモードが始まったのは99年です。90年代後半から2000年代は、携帯電話が小型化・多機能化して爆発的に普及した時代ということになります。
この世代は、メールやチャットといった非対面のコミュニケーションが得意な世代と言えそうです。

 

まとめ

以上見てきたとおり、昨今の新入社員は、経済の停滞や、大きい災害など、
決して世相の明るくない中で成長してきた世代です。
義務教育下ではおおむね「ゆとり教育」の方針のもとで育てられ、「個性」を重視した教育を受けてきました。

また、PCの普及とともに育ち、中高生のころにはすでにiPhoneをはじめとしたスマートフォンが普及し始めているなど、テクノロジーの進歩を身近に体感しながら育ってきた世代でもあります。
リアルなコミュニケーションより、メールやチャット、SNSのほうが得意、という方も、もしかすると多いかもしれません。

大きくまとめると、「不況」と「テクノロジー」の時代に生まれ育った世代、と言えそうです。

当然ながら、この世代の方が全員、金太郎飴のように同じ人格であるわけではありません。しかし、時代の変化やテクノロジーの進化のなかで、だんだんと世代ごとに価値観や仕事観の違いが出てくるものです。それがどのようなものかを判断するのは難しいことですが、以上のような情報が一つの参考にはなるのではないでしょうか。

時代背景をとらえた人材育成の方法を、我々としても考えていきたいと思います。

 

参考資料
・『スマートフォン戦争』2011年 福多利夫 毎日コミュニケーションズ
・『ゆとり世代が職場に来たら読む本』2013年 拓植智幸 日経BP社
「現代用語の基礎知識」選ユーキャン新語・流行語大賞全受授賞記録

カテゴリー: 新人

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