講師紹介

第十五回:木村節子講師

木村 節子(きむら・せつこ)
東京都出身/恵泉女学園大学 人文学部 日本文化学科卒
 

■これまでの経歴を教えてください。

 大学卒業後、大手機械メーカーに入社しました。当時は、官庁や業界団体からの法令動向や各種情報を研究・開発・設計関係の部署に提供する仕事を担当していました。
 その後、精密機器メーカーに転職し、顧客サポートやインストラクターなどを経験。人材育成・採用の仕事に辿り着いたのは30代になってからです。社内教育の部門で少しずつ仕事を任され、人材育成の面白さに強く惹かれていったことを覚えています。
 10年前にフリーに転じて以降は、大学で就職アドバイザー、就職支援授業の非常勤講師、キャリア教育の制度設計などを担っています。企業に対しては中途や新卒の採用支援、新入社員から役員までを対象とした組織風土改善、コミュニケーション研修などを担当し、「人を採用する・育てる・組織を元気にする」幅広い過程に携わっています。

■どのような学生時代でしたか。

 大学時代は、テニスサークル、学園祭実行委員、スーパーのアルバイト、先生たちとの交流など、常に動いている学生でした。また、たとえ人から「やめておけ」と言われることでも、自分で判断して実行する学生だったと思います。就職活動直前に、当時習っていたテニスコーチから「アメリカでのトッププロ養成所でレッスンを体験したくないか?」と誘われました。バブル崩壊後で就職環境を心配した両親を説得し、100万円近いお金を借りて3週間行ってきたことは忘れられません。

■なぜ人材育成業界、講師を志したのですか。

 最初から人材育成関連の仕事を望んでいたわけではありません。営業部門でインストラクターの仕事をしていた頃、将来を考えて消費生活アドバイザーの資格を取得したことがあります。ですが、未経験のためその方面の転職には苦戦しました。そのことを知った大学時代の先輩が、「指導する仕事に興味があるなら、人材育成の部署で募集があるよ」と誘ってくれたことが人材育成の道に進むきっかけとなりました。今は、受講者の皆さんが、研修終了後に達成感に満ちた表情をしてくださることが大きなやりがいになっています。

■研修講師としてのやりがい、面白みを教えてください。

 それぞれの研修には必ず、目的や狙いがあります。その目的や狙いに達するまでのプロセスは講師が自由に組み立てることできるので、自身の考えや個性が発揮できる仕事だと思います。講師自身の言葉や体全体から伝わるメッセージによって、受講者の方たちの理解につながる瞬間は、感動そのものです。常に新しいことを勉強する大変さはありますが、それが一人の知識に留まらず、多くの方の「知」になっていく素晴らしい仕事だと思っています。

■講師として大事にしていることは何ですか。

 大学では15回の授業を担当しますから、学生が授業内容を理解できなくても次の回で挽回が可能です。しかし、企業の方を対象とした研修は1回で完結するものがほとんどです。ですから、毎回、受講者の方の背景や状況をキャッチしながら進めていくことを大切にしています。また、企画段階であれば、お客様のニーズの奥にある「まだ意識されていない真の狙い」をつかみ、ご提案することを心がけています。

■今後の目標

 一人一人が個性を活かして働ける企業の風土づくりや、学生の人材育成に力をいれたいですね。今後、仕事に従事する人たちの属性や生活背景は多様化していきます。その中で、多様な方たちの能力や個性を活かせる企業づくりに尽力したいと考えています。また、高度化する社会や仕事環境の中で逞しく行動できる若者を育てて、社会の活性化に繋げていきたいです。

■一問一答

  • 休日の過ごし方
    3月までは大学院の学生として、4月からは研究生としての活動に費やすことになります。仕事とは違う世界の方たちとの触れ合いはとても刺激が大きいです。さらに、家族ともっと旅行に行くなど、遊ぶ時間も欲しいので、一週間が9日あればいいなと思いますね(笑)。
  • 趣味
    テニスと旅行です。最近テニスは時間がなくてサボリ気味ですが、体を使って仲間と楽しい時間を過ごすことは最高です。旅行はもっぱら海と温泉です。(夏は日焼けで真っ黒です!)
  • 好きな食べ物
    たこ焼き、お好み焼きです。とても安上がりな人だと言われます(笑)。関西方面の出張にハードスケジュールでも喜んでいくのは、おいしい本場のお店に寄れるからです。
  • 小さい頃の夢
    医者。子供の頃、『人の体図鑑』が大好きでした。ですが、田宮二郎主演の「白い巨頭」で緊迫する手術シーンを見て怖くなり、やめてしまいました。
  • 学生時代の得意な科目
    社会、理科、音楽。努力より感性が求められる教科が得意でした。
  • 学生時代の苦手な科目
    英語。中学時代、帰国子女たちのペースについていけず、苦手科目に。いま思えば、英語だけはもっと頑張っておけばと後悔しています。

■マイナビ研修企画部から見た木村講師とは

 マイナビ採用力シリーズの講師陣としては女性初。2014年から登壇して頂くことになりました。凛とした佇まい、透き通るしなやかな声は清々しく気持ちがよく、女性ならではの明るさと強さ、そして人懐っこさを感じさせます。
 そんな木村講師の研修を一言で言うとすれば【クリエイティブ】。 『研修の目的』をしっかりと見据えた上で、随所に「工夫」を凝らしていらっしゃるのです。講義中でも受講者とのコミュニケーションを常に意識され、受講者一人ひとりの背景や状況を的確にキャッチ。グループディスカッションやロールプレイング時のフィードバックに盛り込んでいきます。また、大学で授業を多数受け持っていらっしゃるので、『学生の話(事例)』も随所に散りばめられますが、まるでそこに学生がいるかのような臨場感でお話されるので、非常に説得力があります。そうやって受講者をぐいぐいと巻き込んでいき、一体感を持った【一つの空間】に創り上げていく研修がクリエイティブ、木村講師ならではだと思うのです。
 そして何より、ご自身が研修を楽しんでいらっしゃる。一期一会(またとない“その場”)を大切にされていること、受講者のみならず学生の【個性】を尊重されていること、そういった木村講師の姿勢が伝わってくる研修だと思います。(研修企画部・川部)

カテゴリー: 木村節子講師

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