特別インタビュー

第七回:一般社団法人 日本しぐさ協会 代表理事 伊勢田幸永氏

一般社団法人日本しぐさ協会代表理事。 株式会社オフィスカラーステージ代表取締役。
短大卒業後、大手総合出版社で営業職に従事。新入社員の頃は1日100件の飛び込み営業を経験。
その後、法律事務所にて秘書業務を行う傍ら、兼ねてから興味のあったイメージコンサルティングの勉強をし、 イメージコンサルティングそして更に内面に踏み込んだ全身コミュニケーション術としてのイメージコンサルティングに従事。
東京・福岡に拠点を持ち、上場企業・商工会議所・青年会議所・大学などを中心に全国で活躍中。
年間10000名以上へのセミナー実績を有し、個人コンサルティングは10000名以上。
電子書籍『もっと素敵になるための36の法』、DVD『魅力アップ法』 発売中のほか、著書多数。

株式会社オフィスカラーステージ
■<ブログ>人の心をつかむコミュニケーションを身につけましょう 
■<著書>一瞬で、愛され女子になれる!
■<著書>「しぐさ」の魅力
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━━これまでの経緯も含めて、伊勢田さんが取り組まれていることについてお聞かせください。

■イメージコンサルタントを経て、オリジナルの≪しぐさ≫技法を考案

地元の短期大学を卒業後、某企業で飛び込み営業に従事していた頃のことです。配属された地域が町工場の地域だったためか、若い女性が飛び込み営業をしても話すら聞いていただけずにいたんですね。少しでも話を聞き入れていただくために、営業ノウハウ本やコミュニケーション本を駆使しましたが、本に書いてある通りのやり方では全く通用せず、目の前で名刺を破り捨てられるのはまだ良い方、罵声を浴びせられる日々でした。

「どうすれば話を聞いてもらえるのか?」と、人々が心を開く対象を考えに考え抜いた結果、オリジナルのコミュニケーション技法である≪観音様の手≫を編み出すことになりました。これを行うことで、それまで話を聞いていただくことすらできずにいたのが、次第に話を聞いていただけるようになり、新人として新規営業成績で優秀な成績をおさめることができました。

その後、結婚を機にイメージコンサルタントとして活躍の場を広げ、年間10,000名以上への企業研修を行ってきました。イメージコンサルタントの仕事は、個人の魅力を最大限に引き出すファッションを基本とした、外見に対するアドバイスを行う仕事です。ところが、10,000名以上へのアドバイスを行う中で、ファッションを変えても変わらない人に出会いました。ファッションに関係なく人を惹きつける人もいる。『似合うファッション=素敵に見える』という図式が壊れた瞬間でした。「その人のポイントは何なのか?」を考え抜き、辿り着いたのが≪しぐさ≫でした。

人気のある人、営業成績の良い人は≪しぐさ≫も魅力的です。逆にどれだけ魅力的な外見をしていたとしても、≪しぐさ≫に魅力がなければ、印象は良くありません。オリジナルの≪しぐさ≫技法を考え、クライアントにすすめたところ、『就職活動が上手くいった』『出世できた』『優しいと言われるようになった』など、喜びの報告をたくさんいただくようになりました。≪しぐさ≫を変えるだけで、印象を変えることはもちろん、相手とのコミュニケーションを円滑にすることが可能なんです。簡単で誰でもできる方法だからこそ、日本しぐさ協会が提唱する≪しぐさ≫技法を、多くの方に知って欲しいと思っています。

━━≪しぐさ≫とコミュニケーションについて、具体的にお聞かせください。

■≪しぐさ≫技法を身につけることで、リラックスしたコミュニケーションが可能に

「コミュニケーションは難しい」。多くの方がそう思っていると思います。「なぜ、コミュニケーションは難しいと思いますか?」という質問をすると、多くの方が「話すのが苦手だから」と仰います。『コミュニケーション=言葉』というように感じている方が圧倒的に多いんですね。ですが、コミュニケーションは、言葉だけではありません。表情や振る舞いの要素も、とても大きなものです。言葉だけでコミュニケーションが取れるのなら、メールやSNS、ブログなどでトラブルは起きません。文章だけだと、相手の解釈がすべて。一方、対面コミュニケーションでは、同じ言葉を発する中でも、伝え方のニュアンスや≪しぐさ≫で印象が変わります。

たとえば、「おはようございます」という言葉をニコニコ笑顔で発したときと、無表情に発したときとでは当然、印象が違うはずです。そして語尾を上げる時の印象と、下げる時の印象でも全く違う印象に聞こえます。実はこの言葉のトーンにも、≪しぐさ≫が影響しているんです。顎の角度が下がると言葉のトーンは下がります。逆に顎を少し上げると、言葉のトーンが自然と上がります。そして最大のポイントは、≪しぐさ≫コミュニケーションを身につけることで、自分自身がラクに過ごせるようになる、ということなんです。

ではなぜ、≪しぐさ≫を身につけることでラクになるかというと、「呼吸」をラクにすることができるからなんですね。呼吸が深くなると、リラックスできます。人前に出ると緊張をしてしまう人がよくいますが、緊張は心が緊張していると同時に、身体の緊張でもあります。身体の緊張を取り去ってあげることで、緊張感が緩和されるんです。≪しぐさ≫の中には緊張緩和をしてくれるものがたくさんあります。緊張をしなければ、それぞれのパフォーマンスは上がります。結果として売上向上、転職成功、婚活成功などに繋がるのです。

━━若手人材に対して想うこと、メッセージをお聞かせください。

■言葉プラスαの≪しぐさ≫コミュニケーションで、“モテる人材”に

  新入社員研修や大学での指導などで多くの若い方たちと接する機会があります。若い方たちのコミュニケーション能力について問題視される声もありますが、実際にお会いすると、一人一人がきちんとした考えを持っていることに驚かされます。決してコミュニケーション能力が不足しているわけではありません。表現をすることに戸惑いを感じている人が多いのではないかな?と思います。

≪しぐさ≫はコミュニケーションの一つ。実は大人よりも子供のほうが、言葉が巧みでない分、≪しぐさ≫コミュニケーションを得意としているんです。敬語は社会人としてはとても大切な要素ですが、敬語に頼り過ぎてしまうと、本来のよさである≪しぐさ≫コミュニケーションの能力を失ってしまうことがあります。特に学生から社会人になったばかりの頃は、この変化に戸惑う時期。言葉だけがコミュニケーションではありません。言葉が上手くなっても人の心を掴むことは決してできませんので、言葉プラスαの≪しぐさ≫コミュニケーションを多用して欲しいと思っています。言葉プラスαとしては、≪しぐさ≫はもちろんのこと、笑顔や声のトーンが大切です。

私は若い方に“モテる人材”になって欲しいと思っています。“モテる人材”とは、同僚・上司・取引先から可愛がられる人材です。“モテる人材”になるためには、日頃のコミュニケーション能力が大切。まずは笑顔、そして≪しぐさ≫を心がけていただきたいと思うのです。

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